「肌の老化を予防したい」
「紫外線によるダメージが気になる」
「ハリやツヤのある肌を保ちたい」
そんな方に注目されている美容成分の一つがフラーレンです。
フラーレンは、強い抗酸化作用を持つ成分として知られており、エイジングケアを目的とした化粧品などに配合されています。
今回は、フラーレンとはどのような成分なのか、美容への効果やスキンケアで取り入れる際のポイントについて解説します。
〇フラーレンとは?
フラーレンは、炭素原子が球状などの構造を形成している物質です。
美容分野では、フラーレンが持つ抗酸化作用に注目が集まり、化粧水や美容液、クリームなどさまざまな化粧品に使用されています。
私たちの肌では、紫外線や大気汚染、ストレスなどさまざまな刺激によって活性酸素が発生します。
活性酸素は生体に必要な役割もありますが、過剰になると細胞や脂質などを酸化させ、肌の老化にも関係すると考えられています。
フラーレンは、このような活性酸素を捉える抗酸化成分として研究されています。
・フラーレンの美容効果①「エイジングケア」
フラーレンの代表的な特徴が、抗酸化作用によるエイジングケアです。
紫外線などによって発生する活性酸素は、肌のハリや弾力を支える成分にも影響を与えます。
フラーレンによって酸化ストレスを抑えることで、肌の老化を防ぎ、健やかな肌を維持することが期待されています。
そのため、ハリやツヤの低下が気になり始めた方のスキンケアにも取り入れられています。
・フラーレンの美容効果②「紫外線による肌ダメージをケア」
紫外線は、シミやくすみだけでなく、肌のハリや弾力の低下など、いわゆる光老化の大きな原因となります。
紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、肌に酸化ストレスが生じます。
フラーレンは抗酸化作用によって、この酸化ストレスにアプローチすることが期待されています。
ただし、フラーレンを配合した化粧品を使用していても、紫外線を防げるわけではありません。
日焼け止めを使用することが光老化対策の基本であり、フラーレンはそのスキンケアを補助する成分と考えるとよいでしょう。
またフラーレンは抗酸化作用を持つことから、シミやくすみを意識したスキンケアにも使用されています。
ただし、フラーレンはハイドロキノンのようにメラニンの生成を直接強く抑えることを目的とした成分ではありません。
すでにできているシミをフラーレンだけで消すことは難しく、シミの種類によってはレーザーやIPL、外用薬などの治療が必要になることもあります。
そのため、フラーレンはシミを直接治療する成分というより、紫外線などによる酸化ストレスから肌を守り、エイジングケアをサポートする成分として考えると分かりやすいでしょう。
〇フラーレン配合化粧品を選ぶときのポイント
フラーレン配合化粧品を選ぶ際には、フラーレンの配合だけでなく、製品全体の処方を見ることも大切です。
保湿成分やビタミンC誘導体など、他の美容成分と組み合わせることで、より総合的なスキンケアにつながります。
また、化粧品には「フラーレン配合」を示す目印として、フラーレンマークが表示されている製品もあります。
ただし、フラーレンが入っているというだけで必ず高い美容効果が得られるわけではなく、継続して使用できる製品を選ぶことも重要です。
☆まとめ
フラーレンは、強い抗酸化作用が特徴の美容成分です。
紫外線などによって生じる活性酸素にアプローチすることで、肌の酸化ストレスを抑え、ハリやツヤの維持など、エイジングケアへの効果が期待されています。
一方で、フラーレンだけですべての肌悩みを改善できるわけではありません。
特に光老化を防ぐためには、日焼け止めによる紫外線対策を基本とし、フラーレンなどの抗酸化成分をスキンケアに取り入れることがポイントです。
「今あるシミを治療する」というよりも、将来の肌老化を見据えて、肌を健やかに保つための成分として取り入れるとよいでしょう。
統括部長 牧野莉央
