トピックス TOPICS

二の腕のブツブツは治る?毛孔性苔癬の原因とピーリング治療について!

「二の腕に小さなブツブツがある」
「肌がザラザラしていて半袖になるのが気になる」
「ニキビではないのに、なかなか治らない」

このようなお悩みはありませんか?

二の腕や太もも、お尻などにできる細かいブツブツは、「毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)」という皮膚の状態であることが多くあります。

痛みやかゆみはほとんどありませんが、見た目が気になり、「肌をきれいにしたい」とご相談される方が多い症状です。

今回は、毛孔性苔癬ができるメカニズムと、治療の選択肢であるピーリングについてご紹介します。

毛孔性苔癬とは?

毛孔性苔癬とは、毛穴の入り口に古い角質がたまり、小さなブツブツができる皮膚の状態です。

特に、

  • 二の腕
  • 太もも
  • お尻
  • 背中

などにできやすく、左右対称に現れることが特徴です。

思春期頃から目立ち始めることが多く、体質的な要素が関係すると考えられています。

なぜブツブツができるの?

私たちの肌は、一定の周期で古い角質が剥がれ落ち、新しい皮膚へと生まれ変わっています。これをターンオーバーといいます。

しかし、毛孔性苔癬では、このターンオーバーがうまくいかず、毛穴の出口に角質がたまりやすくなります。

すると毛穴に「角質の栓(角栓)」ができ、毛穴がふさがれてしまいます。

この角栓によって毛穴が少し盛り上がるため、触るとザラザラしたブツブツとして感じられるのです。

例えるなら、ストローの先に栓が詰まって少し膨らんでいるような状態です。

赤みがあるのはなぜ?

毛穴の中には毛が生えています。

角栓によって毛穴がふさがれると、毛が皮膚の中で刺激となり、周囲に軽い炎症が起こることがあります。

その結果、

  • 赤いブツブツ
  • 毛穴の周囲の赤み
  • 色素沈着

が目立つことがあります。

「ニキビかな?」と思われることもありますが、毛孔性苔癬はニキビとは原因が異なります。

毛孔性苔癬は乾燥すると悪化しやすい

肌が乾燥すると、角質はさらに厚く硬くなります。

すると毛穴が詰まりやすくなり、ブツブツもより目立ちやすくなります。

そのため、毛孔性苔癬では治療だけでなく、

  • 保湿をしっかり行うこと
  • 肌をゴシゴシこすらないこと

も非常に大切です。

「ザラザラしているから」とタオルなどで強くこすると、かえって炎症や色素沈着を招くこともあるため注意が必要です。

ピーリングはなぜ効果があるの?

毛孔性苔癬の治療の一つがピーリングです。

ピーリングでは、サリチル酸やグリコール酸などの薬剤を使用し、肌表面の余分な角質をやさしく取り除きます。

毛穴をふさいでいる角質を少しずつ取り除くことで、

  • 毛穴の詰まりが改善する
  • 肌のザラつきが減る
  • ターンオーバーが整う
  • 肌がなめらかになる

といった効果が期待できます。

毛穴の出口が広がることで、毛も正常に生えやすくなり、炎症も起こりにくい環境へと改善していきます。

一度で治る治療ではありません

毛孔性苔癬は体質的な要素が大きく関係するため、一度の治療で完全になくなるものではありません。

ピーリングを継続することで少しずつ角質の状態を整え、ブツブツやザラつきを改善していく治療になります。

症状の程度にもよりますが、数週間ごとに複数回の治療を続けることで、肌の質感の変化を実感される方が多くいらっしゃいます。

また、ご自宅での保湿や角質ケアを組み合わせることで、より良い状態を維持しやすくなります。

◎まとめ

毛孔性苔癬は命に関わる病気ではありませんが、「半袖を着るのが恥ずかしい」「肌を見られたくない」と悩まれている方は少なくありません。

しかし、適切なスキンケアとピーリングを継続することで、肌の質感は改善が期待できます。

当院では、肌の状態や赤みの程度、乾燥の有無などを丁寧に診察し、一人ひとりに適した治療プランをご提案しています。

二の腕や太もものブツブツでお悩みの方は、お一人で悩まずお気軽にご相談ください。一緒に、なめらかで自信の持てる肌を目指していきましょう。

統括部長 牧野莉央