
美容皮膚科で人気の肌質改善治療の一つに「ダーマペン」があります。
さらに、ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた「ベルベットスキン」という治療も注目されています。
患者様からは、
「ダーマペンとベルベットスキンは何が違うの?」
というご質問をいただくことがあります。
今回はダーマペンとベルベットスキンの特徴や効果、注意点について解説します。
◎ダーマペンとは?
ダーマペンは、極細の針を使用して皮膚に微細な穴を開ける治療です。
肌は傷ができると修復しようとする力(創傷治癒反応)が働きます。
ダーマペンはこの仕組みを利用し、
- コラーゲン
- エラスチン
などの産生を促進することで肌質改善を目指します。
針で開ける穴は非常に小さく、時間の経過とともに自然に修復されます。
その過程で肌の再生が促され、さまざまな肌悩みの改善が期待できます。
◎ダーマペンで期待できる効果
・ニキビ跡(クレーター)
ダーマペンの代表的な適応です。
皮膚の凹凸部分に新たなコラーゲン産生を促すことで、ニキビ跡を目立ちにくくします。
・毛穴の開き
加齢や皮脂分泌によって開いた毛穴に対しても効果が期待できます。
肌のハリが向上することで毛穴が引き締まりやすくなります。
・小じわ
コラーゲンやエラスチンが増えることで、小じわの改善につながります。
・肌質改善
肌のキメを整え、なめらかな肌へ導きます。
◎ベルベットスキンとは?
ベルベットスキンとは、
ダーマペン+マッサージピール(PRX-T33)
を組み合わせた治療です。
まずダーマペンで微細な穴を開け、その後にマッサージピールを塗布します。
通常よりも有効成分が浸透しやすくなることで、単独治療より高い肌質改善効果が期待できます。
治療後の肌がベルベット(ビロード)のようになめらかになることから、「ベルベットスキン」と呼ばれています。
◎ベルベットスキンで期待できる効果
・ニキビ跡・クレーター
ダーマペンによるコラーゲン増生に加え、マッサージピールによる真皮刺激が加わることで、より高い改善効果が期待できます。
・毛穴改善
毛穴の開きや肌表面の凹凸改善に効果的です。
・ハリ・弾力アップ
マッサージピールによるコラーゲン産生促進効果によって、肌のハリ感向上が期待できます。
・くすみ改善
ターンオーバー促進により肌のトーンアップ効果も期待できます。
◎治療後の注意事項
治療後は以下の症状がみられる場合があります。
- 赤み
- ヒリヒリ感
- ほてり
- 軽度の腫れ
- 乾燥
- 皮むけ
多くは一時的なもので、時間とともに改善します。
・紫外線対策
施術後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態です。
色素沈着予防のためにも日焼け止めを使用し、十分な紫外線対策を行いましょう。
・保湿ケア
施術後は乾燥しやすくなります。
十分な保湿を行い、肌の回復をサポートしましょう。
・摩擦を避ける
施術後は肌が敏感な状態です。
強い洗顔やスクラブ、マッサージなどの刺激は避けましょう。
メイクは翌日から可能です。
◎ダーマペン・ベルベットスキンを受けられない方
以下に該当する方は施術を受けられない場合があります。
- 妊娠中・授乳中の方
- 重度の皮膚炎や感染症がある方
- ヘルペスなどの活動性感染症がある方
- ケロイド体質の方
詳しくは診察時にご相談ください。
◎まとめ
ダーマペンは肌が本来持つ創傷治癒能力を利用した肌再生治療であり、ニキビ跡や毛穴改善に高い効果が期待できます。
一方、ベルベットスキンはダーマペンにマッサージピールを組み合わせることで、ハリ感やツヤ感、くすみ改善など、さらに幅広い肌質改善効果が期待できる治療です。
ご自身の肌悩みや目標によって適した治療は異なります。
「ニキビ跡を改善したい」
「毛穴やハリ不足も気になる」
という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
統括部長 牧野莉央
