
「頬や鼻の赤みがなかなか消えない」
「顔がほてったように見える」
「ファンデーションでも隠しきれない」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
一般的に「赤ら顔」と呼ばれていますが、実は単なる体質ではなく、皮膚の血管や炎症が関係していることが多くあります。
今回は赤ら顔が起こるメカニズムと、当院で行っているノーリスによる治療やホームケアについて解説します。
◎赤ら顔はなぜ起こるの?
赤ら顔の多くは、皮膚の中にある毛細血管が拡張し、その赤い色が皮膚の表面から透けて見えている状態です。
通常、毛細血管は目立ちません。
しかし、
・温度変化
・紫外線
・ストレス
・飲酒
・辛い食べ物
・慢性的な炎症
などの影響によって血管が広がると、血液の赤い色が目立つようになります。
つまり、
血管が広がる→血液量が増える→皮膚から赤みが透けて見える→赤ら顔になる
という流れです。
◎赤ら顔の方に共通する「炎症とバリア機能低下」
赤ら顔の方の多くは肌のバリア機能が低下しています。
バリア機能が弱くなると、
・紫外線
・摩擦
・乾燥
・化粧品
などの刺激を受けやすくなります。
刺激によって炎症が起こると血管がさらに拡張し、赤みが悪化するという悪循環に陥ります。
そのため赤ら顔治療では、血管への治療だけでなく炎症を抑えるスキンケアも重要になります。
◎ノーリスによる赤ら顔治療
当院では赤ら顔治療としてノーリスを用いた光治療を行っています。
ノーリスはIPL(光治療)の一種で、血液中のヘモグロビンに反応する波長の光を照射します。
すると拡張した毛細血管に熱エネルギーが加わり、血管が少しずつ縮小していきます。
その結果、
・顔全体の赤み改善
・毛細血管拡張の改善
・ほてり感の軽減
などが期待できます。
またIPLは、赤みだけでなく肌のハリやキメの改善が期待できる場合もあります。
赤ら顔は一度の治療で完全になくなることは少なく、複数回の治療を継続することで徐々に改善を目指していきます。
◎ロザトロールによるホームケア
赤ら顔や酒さの方におすすめしているホームケアの一つがロザトロールです。
ロザトロールは赤みや炎症に着目して開発された美容クリームです。
赤ら顔の方は皮膚の炎症が続いていることが多く、炎症が血管拡張を悪化させる原因になります。
ロザトロールは、
・炎症を抑える
・肌のバリア機能をサポートする
・赤みが出にくい肌環境を整える
ことを目的として使用します。
レーザーや光治療だけではなく、自宅でのスキンケアを組み合わせることでより安定した改善が期待できます。
◎赤ら顔の方が気を付けたいホームケア
赤ら顔はクリニックでの治療だけでなく、毎日のスキンケアや生活習慣も非常に重要です。
① 洗顔時にこすらない
摩擦は赤ら顔を悪化させる大きな原因の一つです。
ゴシゴシ洗顔やタオルで強く拭く習慣は避け、十分に泡立てた洗顔料で優しく洗いましょう。
② 紫外線対策を徹底する
紫外線は炎症を引き起こし、赤ら顔を悪化させます。
季節を問わず日焼け止めを使用し、帽子や日傘なども活用しましょう。
③ しっかり保湿する
乾燥すると肌のバリア機能が低下し、刺激を受けやすくなります。
洗顔後は保湿剤を使用し、肌のうるおいを保つことが大切です。
④ 刺激の強いスキンケアに注意する
スクラブ洗顔や過度なピーリング、強いマッサージは赤みを悪化させる場合があります。
赤みが強い時は刺激の少ないスキンケアを心がけましょう。
⑤ 赤みを悪化させる生活習慣を知る
以下のような刺激で赤みが強くなることがあります。
・飲酒
・辛い食べ物
・熱い飲み物
・サウナ
・長時間の入浴
・激しい運動
・ストレス
すべてを避ける必要はありませんが、自分がどのような状況で赤みが悪化するのかを知ることが大切です。
☆赤ら顔治療で大切なこと
赤ら顔は「血管の問題」と「炎症の問題」が組み合わさって起こることが多いため、
・血管を改善する治療
・炎症を抑えるスキンケア
・紫外線対策
・摩擦を避ける生活習慣
を総合的に行うことが大切です。
赤みの原因は一人ひとり異なります。
「体質だから仕方ない」と諦めていた方でも改善できる可能性がありますので、気になる方はぜひ一度ご相談ください。
統括部長 牧野莉央
