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シミの種類によって治療法は違う?治療のポイントを解説!


「シミを消したい」と一言でいっても、実はシミにはさまざまな種類があり、それぞれ適した治療法が異なります。今回は代表的なシミの種類と、治療のポイントをわかりやすくまとめました。

老人性色素斑

加齢や紫外線の影響でできる、茶色いシミです。

治療にはフォトフェイシャルやQスイッチレーザーが用いられます。フォトフェイシャルはダウンタイムがほとんどなく、顔全体のシミを少しずつ薄くしていく治療です。月1回程度の継続治療が必要ですが、美肌効果も高く、多くの方が効果を実感されています。

一方、Qスイッチレーザーはピンポイントでシミを除去する治療で、1回で大きく改善することもあります。ただし、テープ保護などのダウンタイムがあり、複数回の治療が必要なケースもあります。

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

頬やまぶた、おでこなどに左右対称に現れる青灰色のシミで、20代後半頃から気になり始めることが多いです。

ADMはメラニンが皮膚の深い層(真皮)に存在するため、フォトフェイシャルでは改善できません。治療にはQスイッチレーザーが必要です。フォトフェイシャルで改善したように見える場合は、ADMに混在していた別のシミが薄くなった可能性があります。

肝斑

頬や額、口周りに左右対称に広がる、ぼんやりとした茶色いシミです。

肝斑は刺激によって悪化しやすいため、強いレーザー治療は基本的に避けます。フォトフェイシャルで改善する方もいますが、効果には個人差があります。

近年はレーザートーニングが行われることもありますが、長期的な評価はまだ十分ではありません。肝斑治療の基本は、トラネキサム酸などの内服治療や紫外線対策、摩擦を避ける生活習慣の改善です。

そばかす(雀卵斑)

子どもの頃からみられることが多く、鼻や頬を中心に左右対称に現れる小さなシミです。

フォトフェイシャルやQスイッチレーザーで色を薄くすることは可能ですが、遺伝的要素が強く再発しやすい特徴があります。そのため、定期的なフォトフェイシャルによるメンテナンスが有効な場合があります。

炎症後色素沈着

やけどや湿疹、ニキビ、レーザー治療後などに生じる茶色い色素沈着です。

実はシミ治療後にも起こることがあり、治療した部分が一時的に元のシミより濃く見えることがあります。これは治療の失敗ではなく、皮膚の炎症反応によるものです。

炎症後色素沈着の治療で最も大切なのは「待つこと」です。多くの場合、数か月かけて自然に薄くなります。

治療のポイントは以下の通りです。

・紫外線対策を徹底する
・摩擦や刺激を避ける
・ハイドロキノンでメラニン産生を抑える
・イオン導入など負担の少ないスキンケアを行う
・トラネキサム酸やビタミン剤を内服する

無理に積極的な治療を行うと、かえって悪化することもあります。1年以上経過しても改善が乏しい場合は、トレチノインやレーザー治療などを検討することがあります。


まとめ

シミ治療で最も重要なのは、「まず正しい診断を受けること」です。同じように見えるシミでも、老人性色素斑・ADM・肝斑・そばかす・炎症後色素沈着では治療法がまったく異なります。

適切な診断のもとで治療を選択することで、より安全に、より高い改善効果を期待できます。シミが気になる方は、まず専門医に相談し、ご自身のシミの種類を確認することから始めてみましょう。

統括部長 牧野莉央