ビタミンEは、若々しく健康的な肌を保つために欠かせない脂溶性ビタミンの一つです。
「若返りのビタミン」と呼ばれることもあり、強い抗酸化作用によって、紫外線やストレスなどによる肌へのダメージから守る働きがあります。
また、血流を整えることで肌へ栄養を届けるサポートをしたり、肌のバリア機能を維持したりするなど、美しい肌づくりに重要な役割を担っています。
今回は、ビタミンEの美容効果や多く含まれる食材、効率的な摂取方法についてご紹介します。
〇ビタミンEとは?
ビタミンEは、脂溶性ビタミンの一つで、主に「トコフェロール」という成分として存在しています。
体内では主に、
- 抗酸化作用
- 細胞膜の保護
- 血流の維持
- 免疫機能のサポート
などの働きをしています。
私たちの体では、紫外線やストレス、加齢などによって「活性酸素」が発生します。
活性酸素が過剰になると、細胞を傷つけ、肌の老化やさまざまな肌トラブルにつながることがあります。
ビタミンEは、この活性酸素による酸化ダメージを抑える働きを持つ代表的な抗酸化ビタミンです。
〇ビタミンEと美容の関係
① 抗酸化作用で肌の老化を防ぐ
肌の老化には、加齢だけでなく紫外線や酸化ストレスが大きく関係しています。
紫外線を浴びると肌では活性酸素が発生して
- シワ
- たるみ
- ハリ低下
- シミ
などの原因となる「光老化」につながります。
ビタミンEは抗酸化作用によって活性酸素を抑え、肌細胞を酸化ダメージから守ることで、若々しい肌を維持するサポートをします。
日焼け止めによる外側からの紫外線対策と合わせて、体の内側からのケアとしても重要です。
② 血流をサポートし、健康的な肌を保つ
ビタミンEには、血流を整える働きがあります。
血液は、肌へ酸素や栄養素を届ける重要な役割を担っています。
血流が滞ると、
- 肌がくすんで見える
- 顔色が悪く見える
- 肌のコンディションが乱れる
といった原因になることがあります。
ビタミンEを十分に摂取することで、肌へ必要な栄養を届ける環境づくりをサポートします。
③ 肌のバリア機能を維持し、乾燥を防ぐ
肌の健康には、外部刺激から肌を守るバリア機能が重要です。
ビタミンEは細胞膜を構成する脂質の酸化を防ぎ、肌のバリア機能を維持する働きがあります。
バリア機能が低下すると、
- 乾燥しやすい
- 刺激を感じやすい
- 肌荒れしやすい
といったトラブルにつながります。
乾燥肌やエイジングケアを意識している方にとって、ビタミンEは重要な栄養素です。
④ ビタミンCと組み合わせることで抗酸化力を高める
ビタミンEは、ビタミンCと一緒に摂取することで、より効果的な抗酸化ケアにつながります。
ビタミンEは脂質の酸化を防ぎ、ビタミンCは水分の多い場所で抗酸化作用を発揮します。
それぞれ異なる場所で働くため、組み合わせることで体内の酸化ストレス対策をサポートできます。
美容医療では、ビタミンCとビタミンEを組み合わせた内服による美肌ケアも行われています。
〇ビタミンEを多く含む食材
ビタミンEは、主に植物油やナッツ類、魚介類などに多く含まれています。
ナッツ・種実類
- アーモンド
- ヘーゼルナッツ
- ピーナッツ
- ひまわりの種
植物性食品
- アボカド
- かぼちゃ
- モロヘイヤ
- ほうれん草
- ブロッコリー
魚介類
- うなぎ
- たらこ
- いくら
- さんま
- さば
〇効率よく摂取するポイント
ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、油と一緒に摂取すると吸収率が高まります。
おすすめの食べ方として、
- ナッツを間食に取り入れる
- アボカドをサラダに加える
- オリーブオイルなどの植物油を適量使用する
- 魚料理を取り入れる
などがあります。
ただし、ナッツ類はカロリーも高いため、食べ過ぎには注意しましょう。
ビタミンEは脂溶性ビタミンですが、通常の食事で過剰摂取になることはほとんどありません。
ただし、高容量のサプリメントを長期間摂取すると、
- 出血しやすくなる
- 血液凝固に影響する
可能性があります。
特に血液をサラサラにする薬を服用している方や、手術を予定している方は、サプリメントの使用について医師へ相談することがおすすめです。
☆まとめ
ビタミンEは、強い抗酸化作用によって紫外線や酸化ストレスから肌を守り、健康的で若々しい肌を維持するために重要な栄養素です。
また、血流や肌のバリア機能をサポートすることで、乾燥やくすみ対策にも役立ちます。
アーモンド、アボカド、魚類などの食品をバランスよく取り入れ、ビタミンCなど他の抗酸化成分と組み合わせながら、内側から美しい肌づくりを目指しましょう。
統括部長 牧野莉央
